看護師さんのためのドレーンの理解と管理講座

胸腔ドレーンの排出のメカニズム

疾患や手術によって胸腔内に貯留した血液、胸水、膿などの液体や気体を胸腔外へ排除することによって
胸の拡張を促すことができます。
また、胸腔内の情報を得ることができます。

 

液体や気体が胸腔内に溜まると肺が膨らまなくなり、
換気が十分に行われなくなるので、ドレーンによる排出を行います。

 

現在最も利用されている方法が、3連ボトルシステムです。

 

3連ボトルシステムは、水封法と低圧持続吸引法の両方の利点を併せ持っているシステムで、
持続吸引で胸腔内圧を一定に保つことができ、水封室でエアリークも確認できるようになっています。
* 水封室の液体に気泡が発生した場合は、エアリークがあると判断できます。

 

@ 排液ボトル

 

胸水や血液、膿など排出された液体が自らの重さによって底部に貯留します。

 

A 水封室

 

中央に境界壁があり、2つの管に分けられます。
そして境界部が蒸留水で水封(ウォーターシール)されています。
このような構造になっていることにより、胸腔内から排出された空気は気泡となって出され、
外気は水封室の水でブロックされるんで、一方弁機能が働きます。

 

B 吸引圧制御ボトル

 

ボトル内にためられた蒸留水(水柱の高さ)で吸引圧を設定します。
胸腔内には、過剰な吸引圧はかかりません。